さて今回は「車速感応ドアロック」を取付けたいと思います。
車速感応ドアロック
ここでちょっとおさらい。
車速感応ドアロックとは、車が走り出して時速10~20kmに達したところでドアがロック。停車後にはシフトをP(パーキング)に入れた時点で解錠となるシステム。
今では軽自動車にも装備されている機能で、ハイエースでは貨物車ながら3型後期モデルから搭載されました。
実はこの機能、歴史的には紆余曲折がありました。
この記事を書くために情報を検索してみましたが、なかなか拾い集めることができなかったので、ぼくの記憶だけを頼りに書きます。
ドアを自動でロックするためには、まずは「アクチュエータ」という電磁石などを利用したスイッチ操作でロックノブを動かす機構が必須です。
今ではほとんどの乗用車に付いている「集中ドアロック」はこの機構を利用しますが、あとはこれに「時速何キロに達したらロックの信号を送る」という車速信号を入れてやれば車速連動ロックが可能になります。
日本車においても数十年前(初登場がいつか?は判明しませんでした)のクラウンなど高級車から広まっていきました。
その後大衆クラスの車にも装備されていきましたが、ある時期からこの機能は消えて無くなりました。
無くなった車速感応式
ぼくが過去乗り継いできた車で、この機能が付いていい気分に浸っていたところ、乗り換えた同車種の次期モデルでは無くなっていてビックリしたことを憶えています。
無くなった理由は諸説あってコストダウンもその一つかもしれませんが、ぼくがよく聞いたのは、事故の際ロックがかかっているとレスキューの救出が手間取る、というものでした。
ということで突然無くなってしまったこの機能ですが、いつの間にか復活していました。
停車時にドライバー同士のトラブルから身を守りたい、荷物のひったくりを防止する、など防犯の面からユーザーの要望が多かったと想像します。
ぼくはハイエースでノートパソコンや現金など大事な物を持ち運ぶとき、乗り込んだらすぐ施錠するという習慣がありました。
なので