先日のワーゲンバス火災の原因、バッテリー未固定の件。
本日対策作業を行いました。
とりあえず買ってみたエーモン社の汎用バッテリー固定金具。
あからじめバッテリーの大きさを測って「D」タイプ用を入手。ただし後述するようにこの金具はそのまま使えません。
まずはマイナス端子を外します。
次にプラス端子も外します。取れちゃったテールランプの穴からスルーで見えてけがの功名というものか。
端子を外したらバッテリーを取り出します。バッテリーは小さいくせにずしっと重いので出すのも大変。
バッテリーの奥行きは173mmなので、エーモンのバッテリー金具の中ではびったりのはずのD型用なんですが、このバッテリーは欧州車向けバッテリーにありがちな上面が段付きの部類。
そのため金具とは寸足らずで段差になります。したがってこのままでは金具が使えません。この段というか隙間を埋める何かを用意する必要があります。
バッテリー用スペース。この部分はリアタイヤのすぐ後ろにあって雨の跳ね上がりがひどいためか、一番腐食しやすい場所でもあります。
よく見ると専用のマウントプレートではなく、リペアで何か適当な鉄板を溶接してあるようです。
さて問題はバッテリーの固定ができるか?ということですが、車体外側方向には長細いスリットが入っている様子が見えます。
車体内側方向には1.5cmほどの高さのリブが立ち上がっています。このリブを加工するしかありませんね。
外側のリブには金具が引っかけられません。ドリルをひっくり返してなんとか穴を開けました。
こんな感じで金具のロッドをかけます。
同様に内側のリブもこんなふうにして穴を開けます。
このあととりあえずバッテリーを固定してみましたが、バッテリー形状と金具がフィットしてないこともあって上手く固定できません。
何らかの工夫をほどこして再チャレンジしてみます。