毎日暑い日が続きますね。みなさま体調はいかがでしょうか。
いきなり変な場所の画像で大変申し訳ありません。
弊社では毎朝、社員全員が仕事を始める前に次のことを行っています。
●最初に工場周囲50mくらいの範囲の道路清掃
●次に工場内の清掃
そして社長のぼくは工場清掃と共にトイレの掃除をします。
毎日のメニューは、
便器をブラシでゴシゴシ、床をデッキブラシでゴシゴシ、
仕上げはウエスで便器をくまなく拭き上げ。
壁をすみずみまでぞうきんがけ。(←これは毎日じゃないです)
手袋は面倒くさいので使いません。
毎日きちんとやってるとトイレ洗浄剤なんて不要です。
出張などで不在の時を除き、きっちり毎日やります。
普段からぼくは、企業の存在価値は
「人々に喜びを提供してこそ」
という強い思いを持っています。
具体的には
お客様に喜ばれる商品・サービスを提供し
また未来に渡ってその期待を裏切らない
ことを是としています。
それを社員全員の共通認識として常に確認しあうために
どうすれば良いか?と考えたとき上記のことから始めました。
一見関係なさそうですが、
職場やトイレが汚れてるお店はお客様に喜ばれるはずがないし
働いているスタッフもモチベーションが下がります。
当然そうなればお客様に対しても笑顔が向けられなくなり、
製品のクオリティも落ちていきます。
そしてウチのような工場・店を運営していると、騒音やホコリ、道に駐める
車両の数々によって少なからずご近所に迷惑をかけていることになります。
迷惑をかけているご近所への「お返し」という意味でも周囲を掃除しています。
ところで、
弊社にお越しになるお客様は「カーヴィン」という店舗があると思って
いらっしゃるようです。
でも実は、弊社の製品は製造工場から全国のみなさまへ即出荷するスタイルで
運営していますので、お客様をおもてなしする店舗はありません。
製品のお取付工事も行っていますが、その場合お客様には
ぼく達が普段使っている事務所で工事完了までお待ち頂くことになります。
ということで、ウチにはお客様にくつろいでいただけるような場所が無いので、
大変恐縮なんですが、
せめて綺麗な環境を提供したいと強く考えています。
そんなもっともらしい理屈を並べていますが、
元々は、多くの成功した経営者がトイレ掃除をやってるということを
見聞きして、そのマネから始めました。
「おいらも成功したい!」という下心モリモリの考えで(爆)
どうもすみません。
でも今ではそういう意識は二の次になってきています。
毎日やってると
ただただ、綺麗になっていくことが楽しい!
愛着も湧きますよ。ホント。
これによってぼく自身が、
「さあやるぞ!」という気分で一日のスタートを切ることができます。
以前は
「トイレ掃除なんてやってる人は、ホンネは嫌々やってるんとちゃうか?」
と考えてたことがありましたが、今はキッパリ「違う」と言えます。
これはやった者でないと絶対理解できないと思います。
もうひとつ、ぼく自身が大きく変わったことがあります。
飲み屋さんやコンビニなど、よそのトイレを利用するときにも
「汚さないようにしよう」という意識が常に働くんです。
『的』を外したらペーパーで拭いていくとかね(笑)
公衆トイレでも、そこを掃除する人は必ず存在します。
そういう人々にも思いを巡らせるようになりました。
高速道路サービスエリアのトイレでお掃除スタッフさんに出くわすと、
つい「ありがとうございます。お疲れ様です!」と声が出てきます。
トイレ掃除の習慣前には絶対持っていなかった感覚です。
同様に、綺麗な状態をキープしているとスタッフも自分で汚れを
拭き取っていくようになります。
毎日便器を見ているぼくには、みんながどんなトイレの使い方を
しているかよく判ります。
街中でも、綺麗な場所はいつでも綺麗だし、ひとつでもゴミが置かれた場所は
やがてゴミだらけになっていく理屈と一緒かもですね。
トイレと言えば過去驚いた場所が一件あります。
名古屋市にあるレクサス車販売店「レクサス昭和」のそれです。
レクサス昭和 愛知県名古屋市昭和区高辻町2-40
他のレスサス販売店は行ったことがないので分りませんが、なんとここでは
トイレの中まで全面カーペット敷きです。
便器ぴったりのところまで。
カーペットなんか敷いてたら汚れ染み付いちゃって大変じゃないか、と
思うのですが、ぼくはここで用を足したとき
「汚さないように気をつけなきゃ」と考えて利用しました。
無頓着の人もいるかもしれませんが、おそらく多くの利用者がそういう気持ちを
持つのではないでしょうか。
カーペット敷きのトイレは汚れやすい、のではなく
むしろ汚れにくい(汚さない)のではないかと
ぼくは勝手に想像していますが。
それはともかく、
レクサスのようなカーペットまではすぐにマネできませんが、
お客様には気持ちよくご利用頂けるよう最大限に心がけております。
このトイレは築25~30年くらい経つので、さすがにどうやっても取れない
汚れやキズが目立つようになってきましたが、
磨き上げた愛着があるトイレは
素手で触るのもへっちゃらです。
ということで今日も万全の構えでお客様をお待ちしております。