さて、ひさびさに改造ネタ。
2004年にやって来た初代デモカーのハイエース君、今では仕事の納品業務やサーフィンでの足となっているなど、余生もフル回転で働いています。
12年あまり乗って14万キロ。まだまだどこも悪いところが無く元気いっぱいに活躍中です。そんな長年の友のステアリングを替えてみることにしました。
プロローグ
いきなり外したあとの画像となります。
よくあるカスタムとしていわゆる「ガングリップ」型のステアリングに交換して長年乗ってきました。が、個人的にはガングリップタイプはなかなか手になじまなく、それでもノーマルの樹脂丸出しのステアリングよりはマシということで我慢しながら使ってきました。
それと、このなんとも野暮ったい形状のエアバッグ。どうにかならないのか?という感じです。
長年の使用で革巻き部分もすり切れてきたし、いつかはリフレッシュしたいと計画を練っておりました。
ステアリングのカスタムの選択肢
ステアリングのカスタムというとアフターパーツメーカーのものに替えるという方法が一般的です。
ところがアフターパーツのステアリングというとなぜかどれもガングリップ形状です。ガングリップではない素直な形状はあまり見かけません。また野暮ったいエアバッグもそのままです。
そこでトヨタの他車種用を流用しようと考えました。
最近のトヨタはレクサスも含めて3本スポークがトレンドですね。いろいろ探してみた結果、60ハリアーのステアリングがスポーティで格好いい。
新品の純正品はお値段も相当です。根気よくヤフオクで、ステアリング本体、エアバッグASSY、リモコンASSYを集めていきました。
1型ハイエースではステアリングリモコンの機能が無いので、ハリアーのステアリングスイッチも利用できませんが、そこは形だけ!と割り切って使うことにします。
交換作業
まずはお約束通り、バッテリーのアース側を外します。
ステアリングの左右にあるカバーを外すと、エアバッグを留めているトルクスねじが見えます。これを緩めます。
ごろっと、エアバッグが取れてきます。
エアバッグにつながっているホーンのコネクタを外します。
エアバッグのコネクタは中央の黄色い部分をマイナスドライバーなどで浮かせます。
浮き上がった状態。こうなればエアバッグからハーネスが抜けます。
ロックナットを緩め、ステアリングを揺すりながら外します。ロックナットは外さずに作業してください。
ハリアーのコネクタがハイエースに嵌らないので、ホーンケーブルをハイエース用から持ってきます。
ホーンケーブルを挿します。ハリアーのハーネスは使用しないのでバッサリ切ってしまっても良いのですが、将来的にスパイラルケーブルを交換するなどしてリモコン機能を活かすことも考え…
ホーンのケーブルと共にタイラップで束ねておきます。
エアバッグのコネクタはそのまま接続できます。このあとエアバッグASSYをバチンと押し込めば設置完了。
出来上がり
いかがです? ハイエースのイメージが一掃されてとても洗練された雰囲気になりました。
まるで高級ミニバン!
革巻きステアリングの手触りがGOOD。スイッチ部やエアバッグの質感も高級感あふれています。
あと、すごいなと思ったのが、ステアリングコラムとステアリング本体のつなぎ目。
形状のカーブがぴったり。トヨタの車ってこんなところまで計算されて設計してるんですね。
実際には運転中には目が届かない部分ですが後付け感が無くて気分はいいですね。
先にも述べたように、リモコン機能を活用できるような改造も予定しておきます。