先日ワーゲンバス初めての200km越えドライブをしましたが、夏の暑さに加え、もう一つのストレスがありました。
それがスピードメーターのマイル表示。
頭が疲れるマイル表示
これがワーゲンバスのインパネです。スピードメーターと燃料計があるだけ。とてもシンプルです。
このレトロチックな雰囲気がイイんですが、スピードメーターがマイル表示なのでキロ時速に変換することが意外と大変です。
1マイルは1.6キロメートルなので、針が指す数字を1.6倍することになります。
一般道の制限速度で多い40km/hは「25」のところで、これはもう頭にインプットしてるんですが、国道などでよくある50km/hや60km/hなどは「えっとー、えっとー」と計算ばかりしていました。
単純にそれぞれ「31くらいのところ」「37.5のところ」と暗記すれば良さそうですが、現実の走行ではいわゆる「流れに沿った走り」が必要な場合があります。
そうなると、「いまこれ何キロだっけ?」と常に考えながら(計算しながら)の走行になりました。これって意外とストレスなんですよ。
ワーゲンのオールドパーツの世界ではキロ表示のメーターも存在するようですが、スワップミートやネットを見ていてもなかなか出会いません。
ときどきワーゲンオーナさんの車で見かける、40キロ、50キロ、60キロあたりをシールで書き込むという方法も考えましたが、どうせやるならそれっぽく表示しちゃおうと考えました。
工作開始
表題を見てメーター交換とか文字盤交換とかを期待されたかたにはどうもすみません。超原始的な方法なんです。
そう、ラベルプリンターを使いました。数字と指針を印刷して貼るだけ。
ぺたぺた貼っていきます。
ひたすらぺたぺた。
でもここで注意点。
文字を貼るガラス面はオリジナルの文字盤より浮き上がっています。当然ですね。
単純に文字盤の真上に貼ると、運転するポジションからメーターに目をやった時、針の位置と実際の速度に誤差が生じます。
したがって運転姿勢に1回1回戻りながら位置を確認して貼ることが大事です。
メーターは80マイル時まで刻んでありますが、そんな速度は出るハズがありません。100km/hだって無理だと思います。
なので常用域として20km/h~100km/hが表示できれば十分と考え、次の画像の状態をもって完成としました。
ですが!
確かにこれだけ表示されてば十分でしょうが、見た目がなんだかアンバランス。
ここはひとつ見た目重視で、フルスケールで表示させようと改めてチャレンジしたのがこの画像。
現代の車だってほら、180km/hだの、280km/hだの刻んでありますよね。
あれとて車のパフォーマンスの限界や法規上の問題でそんなスピードで走る訳じゃないけれど、車ってデザインや感性も大事な要素ですもん。
遠目から見るとなんか良いんじゃな~い?
少し試走してみましたが、考えなくても瞬間的に速度が認識できるってやっぱりいいですよ。
カスタムっていうほどのものじゃない今回のイジリでしたが、コストかけずに実用面はバッチリのお触りでした。
でもエンジンチューンやミッションチューンして楽々130km/h振り切る走りが出来たら楽しいだろうなぁ。