みなさん、こんにちは! 東京オートサロン会場から店長がお送りしております。
すでにご存じの方も多いと思いますが、ハイエースのライバル車・日産キャラバンが
この夏にフルモデルチェンジされます。
参考出品車が昨年の東京モーターショーに出ていたので、ご覧になった方もあるかと思います。
今回のオートサロンにも出品されていました。
展示車はRiderモデルなのでディテールはノーマル車とは異なりますが、
日産スタッフによると、ほぼこのままの形で出るとのことです。
フロントマスク
サイドビュー
フロントドアウインドウがハイエースそっくり。
リアビュー
こちらもハイエースに似ています。
ルーフ
メディアでも採り上げられていましたが、ルーフレール(雨どい)がありません。
バンというよりミニバンルックですっきりしています。
ただ、同行した弊社スタッフ井上が指摘していますが、商用車ということを考えた場合
ルーフラックの取り付けに困るのではないか、と。
ハイエース、キャラバンは元々商用車であり貨物車です。
実は9割近くが業務用に使われていますので、市販モデルがこのままであるとするならば
いろいろ支障がでるのではないでしょうか。
そして、ご覧になってお分かりのようにハイエースを非常に意識したスタイルになっていますね。
現行のE25型がハイエースに大きく水を空けられてしまっているので、開発陣は
ハイエースに追いつけ追い越せというのが大命題だったでしょう。
そういったことからハイエースルックになったのも解らないではありません。
キャラバンがこの形で登場すれば、今までよりは売れることでしょう。
でも「追い越す」ことは出来るのでしょうか。
はっきり言います。
このキャラバンはハイエースのコピー以外、何物でもありません。
新しく開発する以上、エンジンや走行性能のスペックはハイエースより
上回るものになっていると思いますが、ハイエースより「面白い車」なるか?
とは違う話です。
たとえ商用車といえどもGT-Rを始めとした素晴らしい車を造る日産ですから、
「そのテがあったか!!」と膝を叩くような車を出してほしいと思います。
リリース前の詳細が不明な段階で、ちょっと辛口評価になってしまいましたが
ぼくたちユーザーとしても商品開発する側としても、楽しくそして夢をもてるような
車で登場することを期待しています。