EditRegion4

カーヴィンの歴史

カーヴィン 3代目デモカー

いつもカーヴィンのサイトをご利用頂きましてまことにありがとうございます。

最近の200系ハイエースブームにより、ハイエースパーツの充実にも目を見張るものがありますね。
カーヴィンでは20年ほど前から車両ベッドを製造してきましたが、そんな歴史をご紹介します。

カーヴィンブランド第一号T-45

1967年〜 創業、家具部品製造時代

カーヴィンダイレクト(法人名:丸弘製工株式会社)は、建具職人であった店長渡辺(以下、ナベ)の父が昭和42年(1967年)に 絵画用額縁を製造する渡辺木工所として創業し、やがてキッチンおよび家具等の扉や部品の製造にも分野を拡げていきます。

この時代は下請け企業だったので、当然ながら自社のアイディアなどは製品に全く反映されません。
地元の名古屋工業大学を卒業し、インダストリアルデザイナーになるのが夢だったナベは、 「いつか自分でデザインした製品をリリースしたい」と心に秘めていたのでした。

1990年代 8ナンバーブーム

'80年代〜'90年代にかけて、ランドクルーザーなどの大型SUV車にベッドやガスコンロを設置して キャンピング車(いわゆる8ナンバー)登録することで、1年車検を2年車検にすることが行われていました。また自動車税も安くできたので、トータルで維持費の軽減になったのです。

これに着目した弊社は、研究を重ねキャンピングベッド製造の第一歩を踏み出します。
製品クオリティーを評価していただいたRV車ショップからの注文も次第に増えていき、定番の80系ランドクルーザー用のみならず、いろんな車種の一品物オーダーも沢山頂くようになりました。

ステップワゴン施工例1ステップワゴン施工例2

手がけた車種の一部をざっと挙げると…

外国車では

などなど。概ね1BOXタイプ、2BOXタイプの車種なら何でも作りました。

当初、知る人ぞ知る的なごく一部の中で行われていた8ナンバー化ですが、RV雑誌等で紹介されるなどして、急速に多くの人々に知れ渡りました。

しかしこの維持費節約効果があまりにも多くの人に知れ渡り、国としては税収が減ってしまうことと、登録の時だけベッドを設置し、販売時には元に戻してしまうような不正を働く業者が増加するに及んで、国はキャンピング車として必要な構造要件をより厳格化し、自動車税も段階的に引き上げていきました。
これによりコストメリットの無くなった8ナンバーブームは終焉を迎えます。

1999年 ベッドを必要としている人のために作りたい!

8ナンバーベッドの時代から、使用するお客様にとっての使い勝手を最大限に考慮し洗練されたデザインを心がけてきたつもりでしたが、ほとんどのニーズは節税目的のみであったようで、ベッド本来の機能を追求していたナベにはとても不満が残りました。

そこで目を向けたのがサーフィンをする人のためのベッドです。
日本の多くのサーファーはハイエースに合板やパイプで手作りした簡易ベッドを設置し、ちょっとした休憩の時や車中泊に利用していました。

「本当にベッドを必要としている人のために作りたい」
「そうだ、この人達のためにベッドを作ろう!」


それからは、サーフショップやサーファーの意見を取り入れたりしてたくさんの試作品を作りました。同時にこれを機としてナベはサーフィンにのめり込んでいくことになります。

製品コンセプトは次のことを目標としました。

【1.通信販売】
車をカスタマイズする場合、ショップに出向くまたは車両を預けることがどうしても必要になります。でも遠方の人はなかなか難しいことです。
日本中の誰もが購入できることを目指し、当時まだ珍しかったインターネット通販でリリースすることにしました。

【2.誰でも簡単組み立て】
通販で自宅に届いても、特殊な工具が必要だったり大掛りな作業が必要では、一般の人には大変です。構造は女性でも5〜10分あれば設置完了できることを目標にしました。

【3.車両に加工を一切加えないこと】
車両パーツの種類によっては、車体に穴あけや加工を施すことが必要なことがあります。でも自分の車をゴリゴリするのは心理的抵抗が大きいものです。
カーヴィンのベッドは車両に元々あるネジ穴を利用し、他の加工を一切必要としないようにしました。
またこのことは、車を手放すときには完全にノーマル状態に戻せるので下取価格にも悪影響を及ぼしません。

また、8ナンバーベッド時代にはこれといったブランド名が無かったので、サーフィン用語のカービングターンから引用し、「カーヴィン」と名付けました。

カーヴィン、最初のロゴ

さてこうして出来た製品版一号機でしたが、当初サーフショップさんからは必ずしも良い評価は得られませんでした。
デザイン・品質には高い評価をしてもらえましたが、サーファーは自作するのが当たり前という時代だったため、値段の張る完成品は受け入れられないだろう、というものでした。

確かにホームセンターで材料をそろえれば1〜2万円ほどで済みますが、企業が作る製品であれば材料費だけでなく人件費や会社の維持費も製品価格に含めざるをえないため、出費の総額から言えばとうてい自作品には敵いません。

しかし一度作ってみたことのある方なら分りますが、いくら簡単な構造のものであったとしても、それなりのベッド製作には材料の選択・購入、設計、道具の用意、作業場所の確保、工作、いずれの作業もかなりしんどいものです。完成までの日数も、週一回の休日作業であれば1ヶ月くらいは軽く要します。

サーファーに受け入れられないかもしれない。
ショップさんの意見に気持ちが萎えかけました。
でもなんとしてもサーファーに使ってもらいたい。

こうした強い思いから 、まだ使い始めて間もないMac G4で自作したした広告を雑誌「サーフィンライフ」に初めての掲載したのです。
2000年6月のことでした。

2000年当時のトップページ

→「ウエイバックマシン」で昔のカーヴィンサイトを見る
→「ウエイバックマシンでMalcoh.comのサイトを見る
→2001年のトップページ

ここではホームページの変遷を見ることが出来ます。
カーヴィンは2000年のスタート当初 http://www.malcoh.com/という
ドメインで開設していました。したがって両ドメインが併設
されていた時期があります。

2002年 バイクのお客様から

価格を抑えるという理由もあって、ごくごくシンプルな構造でスタートしたカーヴィンベッドですが、発売から2年ほど経ったころホームページをご覧頂いたモトクロスレーサーの方々から「バイクのトランポ(運搬車両)用にマットが取り外し可能なものを作ってほしい」という要望が徐々に寄せられるようになりました。

モトクロスなどのレースをやっている人は、会場までレース専用バイクを積んでいき夜はベッドで車中泊をするという使い方をしていました。

そこでバイクレーサーの意見を聴き、2ヶ月ほどの開発期間を経てリリースしたのがマットを5分割構成としたTBタイプベッドキットです。

TBベッドTBベッド-積載状態

またレース用トランポとしては、工具やパーツ、オイル缶などの小物を収納するボックスも必要とされ、さらに改良を重ねサイドボックス構造としたTBXを発売しました。

100系ハイエース用として誕生したこの構造のベッドは、その後平成16年(2004年)にフルモデルチェンジした200系ハイエース用のHBX-45Vへと引き継がれ、 現在ではF72ベッドキット(標準ボディ用)に至っています。

お客様からのご要望や車種に則したモデファイ(修正)を何度か行いましたが、基本構造は100系の頃からほぼ変わっていません。これは最初の開発時において頂いたレーサー様のアドバイスがいかに適切であったかを物語っています。

バイクレーサー用として販売していたTBXベッドキットですが、マットが外せること、小物が収納しやすい、などの理由からサーファー様にも支持されるようになり、次第に販売比率が上昇していきます。

2004年 200系の時代へ

先にも書きましたが、平成16年(2004年)にハイエースは15年ぶりのフルモデルチェンジが行われました。

フルチェンジ直後、賛否両論あったスクエアな新型のボディデザインですが、今やすっかり グッドルッキングとして受け入れられています。
スーパーGLグレードの内装も100系に比べより豪華になりました。(コストダウンが随所に見られる、と悪い評価もありますが、そうは見せないのがトヨタの上手いところです)



新しいデザインをまとった200系は、それまで「商用車」というイメージにより、アレルギーの強かった女性にも受け入れられるようになり若いファミリーのミニバン的な対象として検討・購入されるようになります。

こうして、それまでサーファーやバイクレーサーなど特定のユーザーのためというカーヴィンののベッドが、ファミリーの車中泊・キャンピングなどのアウトドア用途として一般のお客様のカーライフを支える存在として活躍することになってきました。

また、常にオリジナルでCOOLなデザインを追求してきたベッドがドレスアップ派のユーザー様にも支持していただき、イベントやオフ会においてカーヴィンの装着車が数多く見られるなど、開発者としては感激ひとしおです。

カーヴィンブランドが産声を上げる以前から、どこの真似でもない常に一歩先の機能・デザインを追求してきた
物づくりに懸ける姿勢は、今後も永遠に変わることはありません。


カーヴィンダイレクト店長
渡辺忠夫

スタッフ一同(ナゴヤオートトレンド2009にて)

 

↑ページの先頭に戻る